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シャンパーニュ会!第3弾「ピエール・ペテルス編」が開催されました。

      2018/11/28

梅雨も明けて夏真っ盛りの日が続いてます。こんな日にはシャンパーニュを開けてシュワッとするのが一番!皆様にもっとシャンパーニュを楽しんでもらいたい!そんな思いでシャンパーニュ会が開催されました。
今回は前回の「ド・スーザ編」に続き、今回も生産者をしぼった第3弾「ピエール・ペテルス編」です。
ピエール・ペテルスは前回のド・スーザと同じくコート・デ・ブランの生産者ですが、アヴィズではなくメ二ル・シュール・オジェ村に本拠地を置く生産者です。メ二ル・シュール・オジェ村の生産者というと、他にはサロンが有名ですが、ピエール・ペテルスもサロンと同じようにシャルドネ100%のブラン・ド・ブランを得意とする生産者です。
現当主のロドルフ氏は「シャルドネはひとつじゃない」と語り、昨今、主体になりつつあるクローン・セレクションではなく、マス・セレクションにこだわって葡萄を造っています。
(クローン・セレクションとは、苗木屋から同一の特徴の苗木を買う事。マス・セレクションとは、代々引き継がれてきた自分の畑で時間をかけて優良な株を選定し、それを苗木として使用すること。)
マス・セレクションを採用することで、長い年月を経てそれぞれの株が変化し、様々なタイプのシャルドネが存在するそうです。熟度や耐病性などがそれぞれ異なるがため栽培には手間がかかりますが、この方法を続けることが「シャンパーニュの歴史と誇り」、「ペテルス家、代々のメモリー」を守ることになるとロドルフ氏は語ります。

今回はピエール・ペテルスの素晴らしさを味わっていただくために、6種類のキュヴェをご用意しました。
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提供ワイン (左から)
1. NVキュヴェ・ド・レゼルヴ ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
2. NVエクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
3. 2010オーブリィ ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
4. NV レスプリ・ド・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
5. 2009レ・シェティヨン ブラン・ド・ブラン
6. NVロゼ・フォー・アルバンヌ

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まずは1番目と2番目のワインを比較試飲していただきました。
2番のワインはNVと表記されていますが、使っている葡萄は単一年のもので、エクストラ・ブリュットなので1番よりドザージュ量は少ないはずですが、1番のワインの方がすっきりした印象。
次に3番の2010年の「オーブリィ」とも比較していただき、その違いから2番のワインは2009年の葡萄ではないか参加者の方々が予想していました。
4番目のワインはヴァン・ド・レゼルヴのみで造られたもので、熟成による複雑味が感じられ、同じシャルドネでも他とは違った印象でした。
5番目は「ロゼ・フォー・アルバンヌ」です。ピエール・ペテルスのロゼは珍しく、メニルのシャルドネとセニエ法によって得られたロゼワインをブレンドして作られています。
また、使われる葡萄もピノ・ノワールではなくムニエというのも珍しいですね。ちなみにキュヴェの名前にもなっている"アルバンヌ"とはシャンパーニュ地方の古代品種のことではなく、愛娘のお名前だそうです。
最後に、メニルの単一畑の葡萄から作られる「レ・シェティヨン」の試飲です。
今回ご用意した2009年は最近リリースされたばかりの2008年より半年程早くリリースされました。参加いただいた一人のお客様がワイン会の前に店舗で2008年の「レ・シェティヨン」を空け、それがまだ残っていたので、ワイン会に参加した他の皆様にも比較試飲用に提供してくださいました!!
お客様のご厚意により、2008年と2009年のヴィンテージの違いを楽しんでいただけました。

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シャンパーニュ会!第3弾「ピエール・ペテルス編」は大好評のうちに終了いたしました。
次回のシャンパーニュ会は「アンドレ・クルエ編」です。まだお席 のご用意がありますので、参加をご希望の方はお早めにご連絡ください!

 

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