今週の地下テイスティングメニュー

7/12より、地下ティスティングメニューのテーマは、ネゴシアンの中でも他と一線を引くフェヴレィの2002年ジュヴレ・シャンベルタンを飲み比べる
http://www.yswinegallery.com/tasting/tasting.html

コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、コート・シャロネーズにも区画を所有するフェヴレイ社は、ドメーヌでもあり、ネゴシアンでもあります。フェヴレイはニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置く1825年に創立されたネゴシアン。しかし、ネゴシアンと言っても所有する畑の面積は1社としては、ブルゴーニュ最大の115ha。何故、フェヴレイが数ある他のネゴシアンと一線を引くかと言うと、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占める。フェヴレイはネゴシアンとお思いの方が多いとは思いますがドメーヌに近い生産者なのです。所有する畑の面積を全部くっつけると、モレ・サン・ドニ全体の総面積に匹敵するというほどの規模になります。葡萄も収穫の際は選果を徹底し、最初は畑で、次には醸造所内で選果台を用いて、2段階で腐敗果等を除去します。発酵、熟成においては長いマセラシオンによる、より多くの構成要素の抽出、そして使用する新樽比率のアップ等々。コート・ドールのグラン・クリュ、プルミエ・クリュにおいては一切ろ過はせず、樽から直接瓶詰め、という徹底した改革を成し遂げていきました。コンブ・オー・モワンヌ、ジュヴレ・シャンベルタンの北西端にあるクリマ。南にカズティエがあり隣接。斜面が急で上部が白色の泥灰岩、下に下るにつれ赤味が強くなり鉄分の多い土壌に。化石混じりの粘土と白い泥灰土の土壌。フェヴレイはここに、1.20haの自社畑を所有する最大所有者。赤いチェリーの上品なアロマにミネラルが伴う。口に含んでもミネラルが広がり、エレガントなスタイル。タンニンはしなやかで果実味は柔らかくスパイシーなフィニッシュ。昔からコンブ・オー・モワンヌは10年寝かせた後に、狩りの季節に飲むのが良いとされている。11年経ってますよー!!日本では狩りに行きづらいのでモン○ンで。カズティエ、ジュヴレ・シャンベルタンの北側の丘に位置する秀逸なクリマ。カズティエの1/5以上を所有するという、カズティエの代表的生産者フェヴレイのカズティエの区画は、コンブ・オー・モワンヌに接している区画と、もうひとつの区画がある。何と!!そのひとつが、アルマン・ルソーのクロ・サン・ジャックのお隣なんだそうです。標高が300m~360mと上部と下部では差がある。上部は白っぽい泥灰岩、下部は沖漬土壌と異なる。フェヴレイはここに、およそ2haの自社畑を所有する。さまざまな赤い果実、黒果実のアロマに香ばしい焙煎香が加わる。凝縮感があり、骨格のしっかりしたワイン。豊かな果実味とともにキメ細かなタンニンがしっかり主張。ラトリシエール、フェヴレは7.35haのうち1.21haを所有する、このグラン・クリュの大地主。ラトリシエールはラテン語のたいしたことないに由来してはいますが、決してそんなことはなく、北端はシャンベルタンに隣接し、南端オー・コンボットを挟みクロ・ド・ラ・ロッシュとの境界に位置する。好立地にあるがゆえに期待も多いので、そんな気がしてしまうのだろうが、女性的な繊細さ優美さを兼ね備え、果実味が純粋に表れており、タンニンがほかに比べ少なめで、なめし皮のニュアンスが特徴的。畑の個性が良く表れる2002年だからこそ試飲して頂きたいワインです。たいていラトリシエールが初めに瓶詰される。グリザールの谷間から吹き下ろす冷風が、ワインに緊張感をもたらす。非常に深みのあるルビー色。ラズベリーや赤スグリなど赤い果実のアロマに、スパイシーなニュアンスが混じる。成育が比較的遅いクリマであり、果実味とともにストラクチャーがしっかりし伸びのある余韻。2002年はグレート・ヴィンテージと言われる年のような重さがなく澄んでいる為、ブルゴーニュ好きの方が好んでやまない年になります。葡萄畑の個性を忠実に反映している素晴らしい年だからと言えるでしょう。まるで2010年のような。2002年は北に行くほど雨が少なかった。程よく熟したキメの細かいタンニン、適切な酸、澄んだ果実味。