今週の地下テイスティングメニュー

8/2より、地下ティスティングメニューのテーマは、2010年シリーズ第16弾!!待ちに待ったアルマン・ルソーの2010年飲み比べ
http://www.yswinegallery.com/tasting/tasting.html

アルマン・ルソーがリリースされると年越しの時のような気持ちになり「2010年産も終わりか~」と2010年産のワイン達を走馬灯のように思い出すと同時にアルマン・ルソーのワインがすごく気になる今日この頃。今回はアルマン・ルソーのグラン・クリュ3アイテムの試飲になります。2010年は2009年の12月に、-20度まで気温が下ったこともあり、そこから2010年の自然との闘いが始まった。葡萄の成長期に雨が降り続き7月に嵐が来たことなどから成長が例年より遅かった。4月に気温が上り、5月初頭に冷え込むなどかなり異質な年。6月から夏の期間、うどんこ病にも悩まされつつも、その広がりを先読みして上手に保護できたため、深刻にはならなかった。まだ猛暑の続く9月22日から収穫を開始したものの、24日から雨になり中断。そのため収穫時期はバラバラになってしまい、例年より収穫量は落ち込む。ただ、葡萄の出来は酸味が残り、良く熟して満足のいく結果となった。マセラシオン、マロラクティック発酵後、タンニンは細かく、フレッシュで非常に良い仕上がりに。2009年に比べ、最終的に30~35%減の仕上がりだが、クラシカルなピノ・ノワールの良さを感じる出来栄え、無限の可能性を秘めたヴィンテージにと。シャルム・シャンベルタン、1.42ha(0.45haシャルム、0.92haマゾワイエール)ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュの中でも若いうちから楽しめる。開く特級畑として扱っており、偉大なフィネスとエレガンスが感じられます。リュショット・シャンベルタン、3.3haの極々小さな畑ですが上部(リュショット・デュ・バ)と下部(リュショット・デュ・ドゥスュ)に分けられています。アルマン・ルソーは上部の中でも特に良い区画(クロ・デ・リュショット1.06ha)を単独所有しています。リュショットとは小さな岩を意味する"Ruchots"を転じたもの。岩が多く痩せた土壌であることがワイン名からわかります。痩せた土壌の為、骨太でありながらもはスリムでスタイリッシュ、そして優雅さと滑らかさと繊細さに溢れています。シャンベルタン、ドメーヌが所有するシャンベルタンの面積は2.55haシャンベルタンの1/4(ラトリシエールと接した南端を中心に南半分と北側の斜面上部)を所有。最後に購入したのは2009年。定期的に植え替えを行い、平均樹齢を40年に保っている。来週のクロ・ド・ベーズより傾斜が緩やかであること、また、ルソーのシャンベルタンの区画は南部にあるためグリザール小渓谷から吹き下ろす冷たいそよ風の影響を受けます。テロワールの違いも大きいですが、醸造などの他の要素も影響し、シャンベルタンとクロ・ド・ベーズは全く違った個性のワインに仕上がります。クロ・ド・ベーズは自分から主張する女性的で温かいテロワール、シャンベルタンは自分からは主張しない男性的で涼やかなテロワール。まさに、現代の男女関係のような・・・。シャンベルタンとクロ・ド・ベーズこそ新樽率が100%に達するが、その他のクリマはたとえグラン・クリュであっても新樽を一切使わない(クロ・サン・ジャックはプルミエ・クリュだが70〜100%の新樽率)。すべて除梗の割合 80%(全房20%)、粘土石灰質。エリック・ルソーは葡萄の過熟を嫌い、ジュヴレ・シャンベルタンでもかなり早い時期に収穫を始めることで知られる。しかしながらこれこそ、ルソーのワインに共通して感じられる優雅さの鍵であり、各クリマの微妙な違いがワインに反映される秘訣なのだ。1959年にアルマンが自動車事故で急逝したため、息子のシャルルがドメーヌを継承。シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやリュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショットを新たに取得することに成功し、ドメーヌの規模を6haから13haまで拡大。今日もなお、シャルルは存命だが、葡萄栽培やワイン醸造については息子のエリックが指揮を執り、2012年には、ディジョンのブルゴーニュ大学で栽培学を修めたエリックの娘、シリエルもドメーヌ入り。次世代の担い手として期待される。