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◆ワイン会、残席僅かです!!◆

      2018/03/05

IMG_9283.JPGph02.jpgカード.JPGのサムネール画像ph02.jpg雨が降ると、急に冷えてきますね。
このところ自宅ではスパークリングか赤ワインばかり飲んでいて白ワインを飲んでいないなぁ、とイタリアの土着品種を飲みながら、ふと思いました。新入荷の商品のなかで、あまりスポットライトの当たらない北部イタリアの土着品種を使用した白ワインをご紹介します。

エノトリア・テルス(=ワインの大地)と呼ばれていたほど、ブドウが各地でつくられていたイタリアで最もワイン生産量の少ない州ヴァッレ・ダオスタ。
ヴァッレ・ダオスタといってもどこに位置しているのかすらわからない人の方が多いと思います。
北部、フランスとモンブランで、スイスとも接している小さな州です。
オリーブオイルたっぷりかけた料理を!!というよりは、バターを使用する山岳地帯です。
チーズも大きめのフォンティーナなどは日本でも見かけます。
卵とトリュフをいれた濃厚チーズフォンデュの材料となる牛チーズですねー。
そのままでも素朴でナッツの風味が優しい味わいの美味しいチーズなので大好きです。
ま、トリュフ(しかも白トリュフ!!)たっぷりチーズフォンデュは自宅でなんて出来ないのですが・・・。

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<レ クレーテ>
1700年代にはこの山岳地帯に移り住み、1955年、土着品種の多様な個性に興味を持ち僅か2haの畑を購入しワイン造りを始めたワイナリーさんです
畑の標高は600~1000m。
元々降雨量が低い土地だったためにカビや病気に侵されることが少なかったこともあり、防カビ剤などの使用もスタート地点から極端に少なくでき、今では、自然農学に基づいた農薬散布や化学肥料の廃止、必要最低限の酸化防止剤の使用など、より厳格な規定を作り品質向上に努めています。
成熟期の秋口の葡萄は夜は氷点下、日中はモンブランの山に反射する太陽熱で30℃近くまで上るという。
ブドウ栽培でよく言われる『昼夜の寒暖差があるほど複雑味を得る。』がまさに体現されてます。

画像 043.jpg

イタリアは本当に土着品種が多いです。
ワインにたいする考え方も個人によって大きく違いますし、そこが楽しいのですけれどもね。
このレ・クレーテも、ミュラー・トゥルガウ、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョ、シャルドネなどの品種はもとより、ペティ・アルヴィン、フミン、プリエ・ブランなども栽培してます。
フランスとの境だけに表記もフランス語で、味わいも緻密、鋭角的なキリッとした酸味のあるワインが多い気がします。
私個人としては、ペティ・アルヴィン種からの爽やかハーブと柑橘系、冷涼な環境を想像させる透明な果実味の白ワインやフミン種の赤など、好きなワインも多いのですが、生産量も多くないので、それほどお目にかかることはないのです。

今回入荷した、ブランドヴィーニュは、様々なブドウがブレンドされていて、口にすると心地よい果実味の膨らみを感じますが、それをミネラル感のあるやや鉱物的な酸味が引き締めています。
果実味ときれいに調和をとり、爽やかさを与え、見事にこの地ならではの透明感と清涼感を描き出しています!

そういえば、2月に予定していましたワイン会*ワインを囲んで盛り上がりましょう!『イタリア北部・中部を楽しむ会』は、満席となりましたが、大変ありがたいことにお申込みの方やお問合わせが多かった為、臨時に3月2日に[臨時開催]ワイン会*ワインを囲んで盛り上がりましょう!『イタリア北部・中部を楽しむ会 Part2』を開催いたします。あと、僅か残席ございます!!
http://www.yswinegallery.com/info/event/2013/03/-part210.html
ご興味ございましたら、お気軽にお問合わせくださいませ。
ご紹介したこのブランドヴィーニュや、バラエティに富んだイタリアワインをご用意しております!!

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