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【セミナー報告】ボルドー・グレートヴィンテージ テイスティングその1

      2018/03/06

最近イベント盛り沢山のワイズワインギャラリーですが、
8人限定の高級ワインのテイスティングイベントで
先月から始めました。

前回のブルゴーニュ、
ジュヴレ・シャンベルタン特級畑特集に引き続き、
今回はボルドーのグレートヴィンテージテイスティングを行い、
以下のワインを味わいました。

①1982年シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ブラン
②1982年シャトー・ベイシュヴェル
③1982年シャトー・カロン・セギュール
④1986年シャトー・モンローズ
⑤1986年シャトー・タルボー
⑥1986年シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド

まず、共通していたのが状態の良さ!
1982年シャトー・ベイシュヴェルと
1986年シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは
フランス料理の老舗メゾン、トゥール・ダルジャンの蔵出し品です。
ラベルはボロボロでしたが、そんなこと関係なし☆
その他の4本はお店オープン用にフランスのネゴシアンから仕入れた、
プリムールで買付けたものを、
ずっとカーヴで熟成されていた準・蔵出し物です!

まずは1982年シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ブランで乾杯です!

提供温度は13~14度。
ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン35%、ミュスカデル5%
30年近くたっているので、
熟成したセミヨンに由来する、
ソーテルヌみたいなハチミツやお花の香りが強いかと思いきや、
熟成されていた温度が低かったためか、
まだまだ酸味がイキイキとして、
ハーブ系の清涼感溢れる若々しさを感じる味わいでした。
ハチミツやお花は時間の経過と共に出てきて、
まだまだ熟成を期待できる納得の味わいでした。

と、乾杯ワインを堪能しながら赤ワインに突入です!

②1982年シャトー・ベイシュヴェル
まず特徴的だったのは
ひんやりとした質感で杉などの木を削ったような香や
白胡椒などのスパイスなど、
植物性のアロマが支配的でした。
タンニンはキメ細かく溶け込んでおり、
黒糖や和三盆などの上品な甘さが心地よさを与えてくれます!
液体の集中力、緻密さは中程度ながら、まずまずの出だしです!
時間経過でタバコやドライフラワー、
紅茶の香りが鮮烈になってきて、深みも出てきました。

③1982年シャトー・カロン・セギュール
色合いもまだまだ赤味が強く、
エッジもそれほどオレンジがかっていません。
香も②とは逆に薫製肉や鉄っぽさがあり、かなり動物的でした。
甘塩っぱさのあるミネラルも好感を持てました☆
これは開けたてからなかなかエンジン全開でした!

いよいよ1986年に突入でし!
続く・・・

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