シャンパーニュとセレモニー
いまやお祝い事にはシャンパーニュが欠かせないといわれるくらい、シャンパーニュには華やかなイメージがありますよね。
「結婚式」「浸水式」「シャンパン・ファイト」などなど様々な場面で活躍しています。
シャンパーニュ好きで知られるナポレオンはシャンパーニュについて「戦に勝った時こそ飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある」という言葉を残しています。
- 結婚式に所縁あるシャンパーニュ
そんなナポレオン自身の結婚式で提供されたシャンパーニュが「ジャクソン」だったと言われます。
ナポレオンはジャクソンを寵愛し、東欧への遠征のたびに、ジャクソンを購入するために立ち寄るのが通例だったといいます。
ジャクソンには「メダユ・ドール(金メダル)」という最高栄誉が送られ、現在でもジャクソンの王冠にはナポレオンの象徴である鷹や王冠が描かれています。
2005ディジィ・コルヌ・ボートレイ・箱付(ジャクソン)
https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002780/
2005アイ・ヴィーゼル・テルム・箱付(ジャクソン)
https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002779/
- シャンパン・ファイトセレモニーに所縁あるシャンパーニュ
実はこのシャンパン・ファイトもナポレオンが戦に勝った際に行ったのが起源とされています。
現在では最も有名なシャンパン・ファイトがF1レースの表彰式かと思いますが、この際に使用される公式シャンパーニュは今までに何度か変更になっています。
1985年頃から1999年までは『モエ・エ・シャンドン』
2000年より2015年まではG.H.マムの『コルドン・ルージュ』
2016年より『シャンドン・ブリュット』
そして2017年から現在は『カーボン』が公式シャンパーニュとなっています。
2016年の「シャンドン」はシャンパーニュ地方のものではないために厳密には「シャンパーニュ」を名乗ることができず、シャンパン・ファイトの際の定番だった掛け声「シャンパーン!!」が「セレブレーション!!」に変更されてしまったとのこと。
「カーボン」の採用により再び「シャンパーン!!」の掛け声が聞けるようになったようです。
「カーボン」はその名の通り、ボトルがカーボン素材でできており、F1カーのボディをイメージして作られたとのことですが、その構想の実現にはなんと4年もかかったとのこと。
熟練した技術者が1週間かけて仕上げるのだそうです。
まさにF1の表彰台で掲げられるために造られた最高級シャンパーニュですね。
テイスティング・コメント
バブルは非常に細かく繊細で、消えることのないクリーミーさと合わさって至福の瞬間を与えてくれます。淡いゴールドの色調、長い年月をかけたブーケ、白桃、ブランデーと砂糖で煮た洋梨、新鮮なバター、白い花、スパイスなど、香りと味わいが複雑にキメ細かく折り重なっています。
かすかなトースト香とシトラスなどの心地よい香りが、複雑に相まってこの最高のシャンパンのエレガンスと調和を形作っています。口当たりは素晴らしく高貴、そしてフルボディで芳醇。
こちらのシャンパーニュはまだ都内でも数件しか取り扱いがなく、なかなか見つけるのも難しいようです。
NVカーボン・ブリュット箱付(ドゥヴァヴリー)
https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002763/