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甲州の意外なルーツと「甲州にごり」のご紹介

   

 

日本ワインの代表的な銘柄である甲州。

近年(2013年)の研究発表により、遺伝子的には欧州系の「ヴィティス・ヴィニフェラ」と中国系の野生ブドウ「ヴィティス・ダヴィーディ」のDNAも混ざっているという事がわかりました。

 

日本の固有の品種として知られていますが、実はドイツのラインガウでも栽培されています。

 

白ブドウなのですが、果皮はうっすらピンクがかった、いわゆる「グリ品種」です。

果皮が分厚く病気に強いので、日本のような湿気の強い環境でも対応できる力があります。

糖度が上がりにくい品種ですので、比較的軽快ですっきりした味わいの物が多いです。

澱と一緒に寝かせる「シュール・リー」で味わいにほのかな旨みを持たせたりしたものや、樽で熟成させたもの、果皮からの色素や香味成分を抽出する「オレンジワイン」の製法を導入したものなど、様々なタイプのものが造られています。

 

当店では「シャトー酒折ワイナリー」の季節限定商品「甲州にごり」を毎年予約受注しており、大変人気です。

予約ページはこちら↓

https://onlineshop.yswinegallery.com/shopdetail/000000002362

 

発酵が終わったタンクの上澄みを取り、無濾過でそのまま瓶詰めした非常にフレッシュなワインです。

甲州品種独特の苦味を、適度な残糖分の甘さ丸くまとめてバランスが良いです。

濾過していないだけでなく、澱との接触もあり非常に品質が変化しやすいので、春ごろまでの早めの消費が推奨されていますが、ケース購入限定ですので、一本ずつ変化を楽しみながら飲まれるかたも多くいらっしゃいます。

 

今年はちょうど本日より受注開始です!

昨年より収穫量が少なく、あっという間に完売してしまいそうですので、ご興味のある方はお早目のご注文をよろしくお願いいたします。

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